住宅ローンの借り換えをしないで月々の返済額を減らした方法
わたしは、現在契約している住宅ローンの金利引き下げをしてもらうことで、月々の返済額を減らすことができました。
ですが、いきなり金利を下げてくれとお願いしても、そう簡単には下げてはくれないと思います。
どのようにして住宅ローン金利を下げてもらえたかを説明していきます。
35年ローン・変動金利0.825%
2012年に戸建てを購入した際に、35年ローンを組みました。
借り入れ先はハウスメーカーが提携していた地銀で、これまで全く取引のなかったところです。
できればすでに口座を開設している金融機関から借り入れをしたかったのですが、ハウスメーカーとの提携で金利が優遇してもらえたのと、自分で他の銀行とやり取りするのが面倒だったのが理由でそこに決めました。
固定にするか変動にするかも迷いましたが、金利が大きく上がる可能性は低いと思い、変動金利を選びました。
その時の金利は0.825%です。
住信SBIネット銀行での借り換えを検討
そのままずっと払い続けていたのですが、2018年後半になって借り換えを考えました。
きっかけは住信SBIネット銀行で住宅ローンの広告を見たことです。
借り換えの変動金利が0.4%台前半だったと思います。
一般的に借り換えは、現在の住宅ローンと借り換え先の住宅ローンとの金利差が1%ぐらいないとメリットがあまりないと言われています。
ですので、あまり期待はせずに住宅ローンシミュレーションをしてみました。
シミュレーションの条件は次のようにしました。
・0.4%台前半の変動金利
・返済終了時期は変えない
・現在のローン残高をそのまま借り入れる
・ボーナス払いなし(現状通り)
・元利均等返済(現状通り)
その試算結果は、総返済額が90万円以上減り、借り換えに伴う各種手数料を考慮すると実質40万円ちょっとの軽減が可能というものでした。
住信SBIネット銀行はもともと口座もありますし、さらに全疾病保障も無料でついているので、借り換えすることに決めました。
手数料で一時的に50万円ほどの出費があっても、トータルで見ればメリットの方が大きいと判断したからです。
早速申し込もうと必要書類を揃え始めました。
その必要書類のうちの一つに返済予定明細表というものがありました。
返済予定明細表は住宅ローンを契約している金融機関が発行するものです。
その返済予定明細表発行してもらうため、住宅ローンを組んでいる地銀へ連絡しました。
地銀との電話
地銀との電話のやりとりはこんな感じでした。
わたし「現在組んでいる住宅ローンの返済予定明細表が欲しいんですけど、送ってもらえますか。」
地銀「分かりました。ちなみに何に使われる予定ですか。」
わたし「住信SBIネット銀行の住宅ローンは金利が低いので、借り換えしようかと思いまして。」
地銀「住信SBIネット銀行さんの住宅ローン金利は何%ですか。」
わたし「変動金利で0.4%台前半です。」
地銀「そうですか。こちらとしては今後も続けて取引をしていただきたいので、現在の金利を下げることができないか本部と調整してみます。少しお時間いただけますか。
わたし「分かりました。」
といった具合に、返済予定明細表を送付してもらうつもりだったのが、現在の住宅ローン金利の引き下げに変わっていきました。
地銀の回答
数日後にその地銀から提示された金利は0.65%でした。
住信SBIネット銀行の金利から見れば高いですが、借り換えの手数料を考慮すればトータルの支払額はとんとんです。
全疾病保障は付きませんが、借り換えの手間と一時的な出費がなくなる方がいいと思い、地銀での継続を決めました。
後日地銀に出向き手続きをして、住宅ローン金利は0.65%に引き下げられました。
その際にかかった手数料は5千円ほどだったと思います。
0.825% → 0.65%
わずか0.175%の差でも、金額が大きく支払期間も長く複利の住宅ローンだととても大きな違いになります。
毎月の支払いは1,200円ほど減り、年間では15,000円弱、トータルでは40万円ちょっと削減できました!
金利引き下げへの手順
冒頭で申し上げたように、いきなり金利を下げてくれとお願いしても、すぐに応じてはくれないと思います。
わたしの場合は、金利引き下げをお願いするつもりはなく、本気で借り換えをする予定でした。
地銀も他の銀行へ流れるくらいなら、ということで金利を引き下げてくれたんだと思います。
なので、金融機関への相談は以下の手順でするのがいいと思います。
1.他の金融機関でいい借り換えプランがないかを探す
2.見つけたプランでシミュレーションする
3.(シミュレーションした借り換えプランでメリットが大きいと判断した場合)現在ローンを契約している金融機関に借り換えに必要な返済予定明細表を送ってほしいと連絡する
この段階で担当者が借り換えを予定している金融機関の金利等を訪ねると思いますが、何の反応もないときはこちらから今の金利を少し下げてもらうことは可能かどうか聞いてみましょう。
今でしたら、コロナの影響で支払いが厳しいことも伝えたらいいかもしれません。
これで絶対に金利を引き下げてもらえると約束はできませんが、ダメだったところで何も費用は掛かりませんし、それならそれで実際に借り換えをしたらいいと思います。
うまくいかなくても費用は掛かりませんので、ダメもとでやってみる価値はあると思います。
読んでくださったあなたの金利引き下げ成功を願っています。
smart-management.hatenablog.jp