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低年収でも貯金できる!4児の父がお金の賢いやりくり(Smart Management)を目指して奮闘中!

子連れ家族が無料で宿泊できる施設

以前に、北海道旅行のホテルを安く予約した記事を書きましたが、実はもっと安く済ませる方法があります。

安くというか無料です。

 

青少年がいることが条件にはなりますが、宿泊料が掛かりません。

 

それは、国立青少年教育振興機構が運営している青少年自然の家と青少年交流の家(以下、国立青少年の家)です。

 

国立青少年自然の家は旧国立少年自然の家で、国立青少年交流の家は旧国立青年の家です。もともとは運営する独立行政法人が異なっていましたが、現在は統合されているので名称以外に違いはないと思われます。

 

 

全国にある施設一覧 

 

国立青少年の家は日本全国の27か所に設けられています。

 

*下の図には28ケ所とありますが、国立オリンピック記念青少年総合センターは料金が異なるので今回の記事では除きます。

 

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参照:国立青少年教育振興機構HP

 

北海道

  • 大雪青少年交流の家(北海道)
  • 日高青少年自然の家(北海道)

 

東北

 

 関東・甲信越

 

北陸・東海

 

近畿

 

中国・四国

 

九州・沖縄

 

いくら掛かるの?

 

利用料金は以下のようになっています。

 

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 参照:国立青少年教育振興機構HP

 

これは国立青少年教育振興機構のHPから引っ張ってきたものです。

 

この説明だと、家族で泊まった場合に青少年のみが無料だと思うかもしれません。

私も以前に利用した時に、子どものみが無料だと思っていたのですが、違いました。

利用区分が青少年団体であれば、大人も含めて宿泊費の810円は掛かりませんでした。

 

ここでいう青少年とはおおむね30歳未満だそうなので、小さな子どもだけでなく、20代でもOKかもしれません。

 

シーツ代や食事代は掛かりますが、国営で利益目的ではないのでとても安いです。

 

 

誰が利用できるの?

 

国立青少年の家は青少年をメインとした研修施設です。

学校や教育関係団体だけでなく、サークル、スポーツ団体、企業、官公庁、企業、家族などの団体が利用できます。

 

成人の引率者がいて具体的な研修計画がある団体というのも利用条件です。

ですので、個人での利用や宿泊のみでの利用はできません。

 

また、政治的な活動、宗教的な活動、営利目的の活動もNGになっています。

 

 

どんな活動ができるの?

 

国立青少年の家はどこも自然豊かな場所にあります。

自然と触れ合うハイキングや野外炊飯を中心に、施設の特色を生かした様々な活動をすることができます。

 

例としては、登山、雪遊び、スポーツ、サイクリング、水泳、カヌー、釣り、天体観測、キャンプファイア、創作活動などがあります。

 

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どうやって申し込むの?

 

まずは各施設HPの「空室状況」をチェックしてから、施設へ電話してみましょう。

宿泊の予約受付期間は施設によって異なります。

 

以前に娘と2人での親子旅行を計画した時に、宿泊希望日の数日前(もちろん受付期間外)でしたが、問い合わせたら宿泊させてもらえたことがありました。

たぶん、混雑していない時期で少人数だったのがよかったのだと思っています。

 

受付期間を過ぎていても、ダメ元で問い合わせてみる価値はあると思います。

 

受け付けてもらえたら、申込書、計画書、注文書を提出します。

また、当日のチェックイン時には名簿を出します。

 

多少面倒はありますが、家族のような少人数であれば、それほど難しいものはありません。

 

事前打合せも必要となっていますが、家族の場合は必須ではないと思います。

わたしはこれまで4回利用しましたが、一度も求められたことはありません。

 

 

ホテルや旅館との違い

 

国立青少年の家は研修施設ですので、ホテルや旅館とは違います。

 

まず、生活時間や細かいルールが決められています。

起床、清掃、朝の集い、朝食、昼食、夕べの集い、夕食、入浴、消灯の時間が決められています。(朝の集いと夕べの集いに参加を求められてことはないので、家族の場合は必要ないのかもしれません。)

 

消灯後に出歩くことや朝寝坊をすることはできません。

部屋にテレビはありませんし、飲酒もできません。

毛布のたたみ方も決まっています。

 

そして、基本的にはすべてセルフです。

食事はバイキング形式ですが、自分で盛り付けます。

食べ終わってから食器を下げ、テーブルを拭くのも自分たちです。

部屋のベッドメイキング、シーツの受取と返却も自分たちで行います。

自室の清掃はもちろん、使った研修室などの後片付けも自分たちでします。

 

 

国立青少年の家の向き不向き

 

国立青少年の家には、ホテルや旅館のようなサービスやおもてなしはありません。

食堂で地域のおいしい食事が出てくることも期待できません。

温泉にゆっくり浸かることもできません。

 

これらを求めるなら、国立青少年の家は向いていないので、ホテルや旅館に行きましょう。

 

一方、自然との触れ合いや体験を求めたり、何かを学ぶことを目的にしたりしているのであれば、最適な施設だと思います。

  

 

我が家では5年ほど前に、車で秋田の祖母のお見舞いに行きました。

距離的に日帰りはしんどかったので、宮城県にある国立花山青少年自然の家に1泊しました。

 

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 参照:国立花山青少年自然の家HP

 

屋外でディスクゴルフをしたり、プレイホールでボウリングをしたりしてとても楽しく過ごしました。

食事はビュッフェ形式で子どもたちは大喜びです。

 

結局、家族6人1泊2食で6,000円も掛からなかった記憶があります。

1人平均1,000円以下です!

 

 

旅行の満足度は、掛かった費用に比例するわけではありません。

 

都会の喧騒の中で生活している人にとっては、自然の中にいるだけで、いい非日常にもなります。

わたしたちの納めた税金で運営されている施設ですので、1度くらい利用されてみてはいかがですか。

 

国立青少年教育振興機構HP

 

 

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