子どものおこづかいの相場と我が家のこづかいとルール
子どもが学校に通い出す頃から、おこづかいはどうしようかと考える家庭も多いかと思います。
今回は日本の子どものおこづかいの相場を調べてみました。
我が家のおこづかいとそのルールも合わせて紹介します。
子どものおこづかいの相場と我が家のこづかいの額
おこづかいの相場については、金融広報中央委員会がデータを出しています。
<小学生>
参照:金融広報中央委員会HP
平均値だと小学生中学年よりも小学生低学年の方がおこづかいをもらっていることになります。
平均値は一部の人が高額のおこづかいをもらうと跳ね上がってしまうので、中央値と最頻値を見た方がいいです。
小学生だと500円~1,000円、中学生が1,000円~2,000円、高校生が5,000円といったところですね。
わたしの想像では、小学生はもっと少なく中学生はもっと多いと思っていたので意外でした。
それに対して我が家のこづかいの金額は次のようになっています。
小学生:学年 × 100円
中学生:学年 × 500円 + 500円
つまり、小学3年生だと300円、中学2年生だと1,500円です。
小学生は世間の相場よりも低いので、間違ってもうちの小学生の子たちには先ほどのデータは見せられません。笑
また我が家ではおこづかいをもらうために、2つのルールがあります。
ルール①家の手伝いをする
おこづかいは月の初めに渡すのですが、その月に家のどんなお手伝いをするのかを決めます。
わたしたち親が決めるのではなく、子どもたち自身にお手伝いを決めてもらいます。
米炊き、はし並べ、皿洗い、夕食の調理補助、掃除機がけ、洗濯、シャッターの開け閉め、水やり、靴並べなどです。
妻はトイレ掃除をしてほしいようですが、今のところ誰もやってくれた人はいません。
基本的には毎日行うもので、1回いくらではなくその月を通してやってもらいます。
簡単な手伝いだと1つではなくいくつか行っています。
家の手伝いをする目的は2つあります。
1つは働くことの大切さを学ぶことです。
自分たちの普段の暮らしはたくさんの人の労働の上に成り立っていることと、親(特に母親)が何でもしてくれるのが当たり前ではないことを知ってもらうためです。
もう1つは生活力を養うことです。
生活力は読んで字のごとく「生きるための活動をする能力」で、人が生きるための基礎的な力です。
先ほど挙げたお手伝いを見てもわかりますが、健康面(食事)や衛生面(掃除洗濯)に関するものが多いです。
いくら仕事や勉強ができ、多くの収入を得られたとしても、いつも食事がコンビニ弁当では不健康ですし、自宅がごみ屋敷になっても困ります。
教育というと学業にばかり目が行きがちですが、普段の生活に必要なことを教えるのも大切な教育だと思います。
お手伝いは本来ならおこづかいに関係なくするものなのでしょうが、我が家では他の形だとあまりうまくいかず、今のところこの形でやっています。
ルール②おこづかい帳を付ける
おこづかい帳を付ける一番の理由は、お金の管理を学んで欲しいからです。
おこづかいを渡す前に、前月のお金の使い方を親子一緒に振り返ることで、どんなものにお金を使っているか把握することができます。
親がとやかく言わなくても、「○○を買わなければよかった」、「○○が無駄だった」と子どもたちはよく言っています。
そういう意味では、こづかいはちょっと少ないくらいの方が、優先順位を決めてやりくりする機会や反省する機会が多くなるのでいいのかと思います。
わたしたち親は何にお金を使ったかについてあーだこーだ言わず、基本的には財布の中身とおこづかい帳の残高が合っていればOKとしています。
自分自身もそうでしたし今もそうなのですが、金銭管理について人に言われただけで学ぶことは難しいです。
結局のところ、自分で無駄や失敗を繰り返しながら反省をして学んでいきます。
だから、子どもたちの細かいことにまでは口出しせず、自分で考えられるように機会を与えることが重要なんだと思います。
子どものうちに学ぶことがおすすめ
学校では、お金の使い方や管理方法を教えてくれません。
大人になってから学び始めたのでは、扱う金額が大きいので失敗した時の痛手も大きくなります。
大きな損失を出したり、借金を背負ったりするようなことを避けるためにも、子どものうちから学んでいくのがおすすめです。
学び方は色々ありますが、おこづかいもその方法の一つです。
先日次女が、小学校を卒業するまでにもらうおこづかいの総額を計算していました。
その額が1万円を超えることを知って、興奮しながら「小学校を卒業するまで1円も使わないでお金持ちになる!」と宣言していましたが、その翌日には鬼滅の刃のお菓子を買っていました。笑
色々な失敗を繰り返しながらも自分の物欲をコントロールし、お金を上手に管理できるよう学んでいってほしいなぁと思っています。
smart-management.hatenablog.jp
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