妻の奨学金240万円を繰り上げて一括返済した理由
妻は私立の4年制大学に通いましたが、その学費の一部は奨学金から出していました。
240万円の奨学金
4年間で借り入れた奨学金の総額は約240万円。
返済は卒業の半年後から始まりました。
毎月15,000円弱の返済が、15年間続く予定です。
有利子の奨学金だったので年利1%くらいの利子が付き、返済総額は借り入れた額より20万円ほど多い約260万円。
婚約中の妻はまだ学生でほとんど貯金もない上に、奨学金という名の借金までたくさんあり、申し訳なくて結婚できないと言っていました。
ショッピングやギャンブルにのめり込んで借金を作ったわけではないし、奨学金であれば仕方のないことだから気にする必要はないと思い、そんなの大丈夫だと伝えましたが、結婚した後も妻は申し訳ないと思っていたようです。
でも奨学金を全額返済するまで結婚を伸ばしていたら、下手したら30代後半になって子どももできないかもしれないし、そんなに待てません。
妻は結婚する少し前の在学中から正社員として働いていました。
結婚してすぐに第1子を授かり、体調の悪い日は休んだり早退したりしながらも、出産する少し前まで仕事を継続。
新婚時の家計は私の収入のみでやりくりしていましたので、妻の収入はまるまる妻の口座に残っていました。
妻の退職後に口座に入っていた、これまでの妻の貯金・給料・ボーナス・諸々の手当てを含めた総額は、奨学金を完済できるだけの額に。
毎月15,000円ずつ払い続けてもよかったのですが、わたしたちはこの妻の口座残高にあるお金で奨学金を一括返済することにしました。
繰り上げて一括返済した理由
奨学金の一括返済をした理由は3つあります。
まず1つ目の理由は、返済額を減らしたかったからです。
奨学金なので金利は1%程度と低かったのですが、それでもトータルでは約20万円も利子を取られてしまいます。
繰り上げて一括返済をすることで、この利子分20万円を支払う必要がなくなりました。
2つ目理由は、気持ち的にスッキリしたかったからです。
仮に無利子だとしても、人からお金を借りている状態はあまり好きではありません。
いずれ払うべきものはさっさと払ってしまいたいタイプなので、無理がないのなら払えるうちに払っちゃおうということになりました。
最後の理由は、妻の収入を当てにしていなかったからです。
先ほども書いたように、結婚直後の共働きの時でも、わたしの収入のみでやりくりしていました。
これからもわたしの収入のみでやっていけるという見込みがあったからこそ、一括返済の選択が可能に。
もしも共働きの時から妻の収入を家計に充てていたなら、子どもが生まれたのにわたし1人の給料でやっていくことに不安が残り、一括返済はできていなかったと思います。
繰り上げて一括返済した感想
妻の奨学金を繰り上げて一括返済をしたことで、利子分の返済はなくなりましたし、気持ち的にもラクになりました。
金利は低く利子も大した額ではなかったので、一括返済しないで運用していた方がプラスだったかもしれません。
それでも15年間払い続けていたら、家計が厳しいときに妻は奨学金のことで自分を責めてしまっていたかもしれないので、そういう意味でも妻が得た収入で一括返済しておいてよかったと思います。
あと、今回記事を書いていて改めて思ったのは、結婚直後のダブルインカム時代に妻の収入を使って生活水準を上げなくてよかったということです。
生活水準を上げるのは簡単でも、下げることはなかなかできないので。
smart-management.hatenablog.jp
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