夫婦でがん検診を受けてきました
先日、妻が市報を見ているときに、市で行なっているがん検診の情報を見つけました。
お互い40代になったのですが、肺と大腸のがん検診をまだ受けていませんでした。
わたし自身はあまり乗り気ではなかったのですが、妻の強い要望もあったので、妻に予約してもらって夫婦で初めてのがん検診を受けてきました。
検査内容
肺がん検診はレントゲンで行います。
簡単な問診のあとにレントゲン車両の中に入り、上着を脱いでレントゲンを撮るだけなのですぐに終わりました。
大腸がん検診は検便です。
前もって送られてくるキットを使って便を2回分採取し、当日は受付時に提出するだけです。
1回分でも検査できるようですが、2回分提出した方が精度は高いようです。
肺がんも大腸がんも、検査結果は後日郵送されます。
届くまで1ヶ月ほどかかる予定です。
がん検診の費用
肺がん検診も大腸がん検診もそれぞれ1人300円でした。
ですので、今回のがん検診にかかった費用は、夫婦でわずか1,200円です。
自治体のがん検診は、公費での負担割合が大きいので、費用は格安で済みます。
こんなに安くていいのかなぁ、というのが率直な感想です。
がん検診の目的
がん検診の目的はがんの早期発見により、がんでの死亡リスクを下げることです。
早期発見により生存率が高くなることは、下のグラフからも明らかです。
参照:国立がん研究センター
グラフの一番左にある胃がんを見ると、Ⅰ期とⅣ期の相対生存率は10倍以上の差があります。
今でも「がん=死」と思っている人がいるようですが、多くのがんは早期発見すれば高い確率で亡くならずにすみます。
たまに、がんが見つかると怖いからがん検診を受けないという人もいますが、がんは放っておいて治ることはまずなく、逆に悪化するだけです。
がん検診の対象者
がんは身体の至るところにできるものですが、国が効果を認めていて受診を推奨しているがん検診は、肺、胃、大腸、乳、子宮の5つです。
その5つのがん検診の対象者と受診間隔は次のようになっています。
参照:厚生労働省
日本は国際的に見てもがん検診の受診率が低いと指摘されています。
がん検診を受けることは、がんの早期発見につながります。
がんの早期発見によって、治る確率は高くなり、かかる治療費も抑えられます。
人間ドックなどで他のがん検診を受けることもできますが、最低でもこの5つ(男性は3つ)のがん検診は受けておきましょう。
まとめ
日本人の死因は、1981年以降ずっとがんが1位です。
日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。
かなりの確率なのになぜか他人事で、自分はがんにならないと思っている人(かく言うわたしもその1人)の多いこと多いこと。
がん検診を受けていない人の理由の1位は、「受ける時間がない」だそうですが、実際に受けてみて(肺と胃のみですが)時間はほとんどかからないことが分かりました。
健康のために1年に1度もそのわずかな時間すら割けない人なんて、本当にいるのでしょうか?
単に優先順位が低いだけだと思います。
確かに面倒ですし、億劫かもしれません。
でも何かあってからでは遅いです。
仕事が忙しいなら、よく働くためにもがん検診がなおさら必要だと思います。
がん検診を受けることは自分のためだけでなく、家族や回りの人のためにもなります。
コロナの感染が心配な方もいるでしょうが、マスク、検温、消毒、ソーシャルディスタンスなどの対策がされていましたし、滞在時間も短いので、外食するよりもよっぽど安心できます。
取り返しのつかないことになってから後悔することのないように、これからもがん検診は定期的に受けていきたいと思います。
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