障害年金について学んで目からウロコ
わたしの2021年の目標の一つは、毎月1冊以上の本を読むことです。
最近はあまり読書をしていないのですが、もっといろいろな分野の知識を深めたいと思い目標にしました。
特にどの分野というのは決めていなくて、図書館で何となく目についた本を借りて読んでいます。
障害年金の本
2月は年金についての本を2冊借りて読んでみました。
そのうちの1冊がこの障害年金の本です。
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これは社会保険労務士の野中房代さんが2018年10月に出した本です。
タイトル通り障害年金について書いてあるのですが、どういう状態だと障害年金をもらえる可能性があるのかが分かりやすく書いてあります。
もちろん、障害年金の対象になるのか否かは最終的には個々のケースによって異なるのでしょうが、ある程度の目安を知ることができる本です。
この本を読んで初めて知ったこと
この障害年金の本を読んで驚いたことがありました。
それは、人工股関節を入れるとは障害厚生年金3級の対象になるということです。
わたしの母は現在66歳ですが、10年以上前に人口股関節を入れる手術を受けました。
股関節の痛みで病院に通い始めた当時は勤めに出ていて、社会保険にも加入していたので、その場合は障害厚生年金の3級に該当するようです。
母に電話したところ、障害厚生年金は受給していないとのこと。
障害厚生年金3級に該当する可能性があると伝えたところ、障害者手帳の4級の認定を受けているからダメなはずと母は言っていましたが、これもよくある勘違いで障害年金と障害者手帳は全く別の制度だそうです。
障害厚生年金は3級から、障害基礎年金は2級からありますが、障害者手帳の4級に認定されてもこれらの障害年金を受け取れるケースはあります。
わたしの母のように、自分は障害年金の対象だと知らずに請求していない人は多くいるようです。
そんな人のために、障害年金は後から遡って請求することもできます。
5年分の遡及請求が可能
障害年金の請求は最大5年分まで遡ることができます。
通常、障害年金は65歳までに申請するものですが、65歳以上の方でも初診日が65歳以前のものであれば同様に5年分遡って請求できる可能性があるようです。
5年以上前の分は時効になってしまいますし、時が経てば経つほど証明書を用意するのが困難になるので、遡及請求をするならなるべく早く動いた方がいいでしょう。
もしも自分や知り合いが障害者年金の対象になるかもしれないと思った時には、年金事務所か社会保険労務士に連絡すれば相談に乗ってくれるはずです。
母にはまず年金事務所に電話をして、障害年金の対象になるかどうか、その可能性がある場合はどのように申請すればよいのかを聞くように勧めました。
この障害年金の本を読んで、わたしの母以外にも障害年金の対象になるのではないかと思い当たる人が何人かいました。
いつかそういう人たちの助けになれるよう、一度この本を読んでおくことをお薦めします。
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