子どもの花粉症はタダで治す!
この季節は花粉症の人にとって、つらい時期ですね。
特に今は人前でくしゃみでもしようものなら、周りの人からの視線も痛いです。
わたしの鼻も、2月下旬の風が強かった日あたりから調子が悪くなり、鼻炎薬を飲む毎日です。
我が家ではわたしと子どもたち4人、つまり妻以外は程度の差はありますがみんな花粉症です。
特に症状がひどかったのは長男ですが、今はまったく症状が出ていません。
その理由は、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)という花粉症の治療をしたからです。
舌下免疫療法とは
舌下免疫療法は免疫療法の一種です。
アレルゲン(アレルギーの原因となるもの)を舌の下側から少量ずつ体内に入れることで、免疫力を高めていく治療法です。
注射でアレルゲンを体内に入れる皮下免疫療法は以前からありましたが、この舌下免疫療法は2014年に健康保険適応になった比較的新しい治療法です。
スギ花粉アレルギーだけでなく、ダニアレルギーの舌下免疫療法もあります。
花粉症の症状がひどくて病院で処方箋を出してもらっても、それは鼻水や目のかゆみを抑える対症療法に過ぎません。
対症療法は症状を抑えているだけで、花粉症そのものを治す治療ではありません。
それに対して舌下免疫療法は、自分の体をスギ花粉に慣れさせることで体質を改善するので、治癒を目指すものです。
スギ花粉にアレルギーがあった長男は、一昨年の冬からシダキュアという薬を毎晩服用しているおかげで、今のところ花粉症の症状はありません。
舌下免疫療法のデメリット
舌下免疫療法にもデメリットはあります。
細かいことを挙げるとキリがないので、主なデメリットを3つ紹介します。
1.治療期間が長い
舌下免疫療法は、治療を始めてすぐに効果が出るものではありません。
そして、シダキュア等の治療薬の服用は、数年間にわたって継続するよう推奨されています。
もちろんその間、月に1回程度の通院も必要です。
2.全員に効果があるわけではない
舌下免疫療法は、8割以上の人に効果があると言われています。
逆に言えば、1~2割の人には効果がないということです。
長期間やってみたのに効果がなかったら、気持ち的にしんどいですね。
3.人によっては副反応がある
アレルゲンを体内に入れるので、アレルギー反応を起こす可能性があります。
アナフィラキシーのような重篤な症状が出る可能性もないわけではないので、用量、用法は必ず守りましょう。
子ども医療費で無料になる
先ほども書きましたが、舌下免疫療法は2014年から健康保険適応となっています。
ですので、もちろん子ども医療費の対象にもなります。
子ども医療費に関しては地域によって異なりますが、わたしの住んでいる自治体では高校卒業までの医療費はかからないので、長男の舌下免疫療法の医療費はタダです。
シダキュアの服用は5歳くらいから可能です。
毎年毎年花粉症に苦しむのだったら、時間があってお金もかからない子どものうちに舌下免疫療法を試してみてもいいと思いますよ。
smart-management.hatenablog.jp
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