お金に対する価値観の違いが大きくても夫婦円満に話し合う7つのコツ
「賢く貯金を作るための5つのステップ」の3番目のステップは予算を立てることでした。
独身の場合は自分一人で決められるので問題ないのですが、夫婦だとそうスムーズにはいきません。
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どんなに似た者夫婦でも、価値観の違いは必ずあります。
お金の価値観が全く同じ人なんていないと思って間違いないでしょう。
ですので、お互いに納得のいく予算を立てるのは、簡単なことではありません。
我が家でも年末に1年を評価して、次の1年の予算を立てますが、すんなりといくことはほとんどありません。
正直に言ってしまえば、何度も口論になったことがあります。
それが嫌で夫婦間でお金の話をしない人もいますが、それではお金を賢く管理していくことはできません。
今回は自分のこれまでの苦い経験からも学んだ、お金に対する価値観の違いが大きくても夫婦円満に話し合うコツを7つ紹介していきます。
目標を共有する
「賢く貯金を作るための5つのステップ」の最初の段階は目標でした。
夫婦の場合、どちらかが一人で勝手に目標を作っても仕方がありません。
そもそも目標がなければ、「なんで予算なんか立てるの?」となってしまうかもしれません。
夫婦で今後どうしていきたいかを話し、共有の目標を作りましょう。
目標に向かって2人で取り組むなら、連帯感は増し、夫婦関係もさらによくなります。
夫婦は対等のパートナー
お金の話をする時に陥りがちなのは、お金を稼いでいる人の立場が上になってしまうこと。
こんな状態では、気持ちのいい話し合いはできません。
収入の差は人の優劣や立場を決めるものではありません。
特に専業主婦で収入のない人は肩身が狭くなりがちですが、家事や育児をしているのですから何も引け目を感じる必要はありません。
それらをしてくれるあなたのおかげでご主人は働くことができ、その収入を得られているのです。
それぞれの役割は違っても、立場は対等なパートナーであるべきです。
否定しない
お金の価値観が違う2人ですので、相手が自分から見れば価値のない事にお金を使いたいと言うこともあるでしょう。
その時に「なんでそんな事にお金を使うの!」「そんなの要らないでしょ!」なんて否定してしまうのはNGです。
それを言ったが最後、相手もこちらのお金の使い方に不満を言い出し、口論に発展していくのは我が家でも経験したことのあるパターンです。
自分の意見を否定されて嬉しい人なんていません。
お金を何に使いたいかなんて、正解も不正解もありません。
ただ、その人がそう思っているだけです。
そこにお金を使うかどうかは別にして、「あなたにとって〇〇は大切なんだね。」と言って相手の意見に理解を示しましょう。
アイメッセージを心掛ける
アイメッセージのアイは英語のわたし「I」のことです。
アイメッセージとは、わたし「I」を主語にして自分の気持ちを伝える方法です。
例えば、相手のタバコ代を減らしたい時に、
「(あなたは)タバコを減らして。」
というのではなく、
「(わたしは)タバコを減らしてくれたら嬉しい。」
といった感じで伝えます。
内容に関しては同じでも、言い方によって受け手の印象が大きく異なります。
アイメッセージの方が印象が柔らかくなり、ケンカにはなりにくいです。
熱くなってきたら一旦距離を取る
もしもお互い熱くなってしまった、もしくは言葉がとげとげしくなってきたと感じたら、それは休憩を取るべきサインです。
一旦ブレイクしましょう。
そのまま話し合いを継続しても、いい結果は生まれません。
それどころか、お金とは関係のない他の問題や不満まで持ち出して火に油状態になってしまうことも。
お互いクールダウンしてから、話し合いを再開してください。
話し合うタイミングも重要
話し合うタイミングも選びましょう。
疲れている時や忙しい時は心にゆとりがなく、争いに発展しやすいです。
あと、お腹が空いている時もできるだけ避けた方が無難かもしれません。
お互いの体調がよく、時間にも余裕があり、機嫌のいい時がベストタイミングです。
また、お茶やちょっとしたお菓子があると、和やかに進めやすいです。
思いやりと妥協も必要
予算について話し合う時に、自分の希望を優先させたいという欲求に駆られます。
しかし、相手をねじ伏せて自分の希望ばかり叶えたところで、意味がありません。
不満を抱えた相手が、その予算通りにお金を使ってくれるでしょうか。
お互いに好きで結婚しているのでしょうから、自分だけ良ければいいというのはおかしな話ですね。
相手を思いやり、2人の希望をふまえて、両者が納得のいく予算を立てましょう。
そのためには、お互いに妥協することも必要になってきます。
予算作成は、夫対妻のお金の綱引きではありません。
イメージとしては、共同で取り組むパズルのようなものです。
いかがでしたか。
自分自身できていないことも多いのですが、今年末の予算会議では上記の7つを心掛けて、穏やかに話し合いたいと思います。
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