スマネジ

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低年収でも貯金できる!4児の父がお金の賢いやりくり(Smart Management)を目指して奮闘中!

賢く貯金を作るための5つのステップ〈後編〉

賢くお金を管理して貯金をしていくためのステップは次の5段階です。

 

・目標

・把握

・予算

・実行

・評価

 

前回の記事では最初の2つのステップである目標と把握についてお伝えしたので、今回は残りの予算と実行と評価について書きます。

 

 

smart-management.hatenablog.jp

 

 

ステップ3.予算を立てる

 

前回までのステップで収入と支出を把握しましたので、収入から支出を引いてみましょう。

手取り年収から年間支出額を引いた額が年間の貯金目標額以上であれば、今まで通りでも目標は達成できるはずです。

 

でも貯金目標額以下になってしまった人が大半かと思います。

 

中にはマイナスの人もいたかもしれません。

マイナスの場合は赤字ということです。

住宅購入などの一時的なものであれば仕方ありませんが、常態化しているなら早急な対応が必要です。

 

先ほど把握した収入と支出から、家計を改善していきます。

家計を改善する方法は大きく分ければ、以下の2通りしかありません。

 

・収入を増やす

・支出を減らす

 

いたってシンプルですが、これに尽きます。

 

収入を増やすには、給料を増やす、副業をする、投資をする、専業主婦の人なら働きに出るなどが考えられます。

収入を簡単に増やせるのならそれが理想ですが、給料を増やそうと思ってもすぐには増えませんし、投資は損失を出すこともあります。副業にはある程度の時間が必要ですし、専業主婦もみんなが働きに出られるわけではありません。

 

一方で、支出を減らすことに関しては誰もが当てはまりますので、今回は収入はそのままにして支出をやりくりしていきましょう。

 

スマネジの大原則は「収入の範囲内で生活する」ことです。

 

収入の範囲内で各費目に予算を割り振るのですが、その前に1つ大切なことがあります。

まず、収入から貯金目標額を差し引きましょう。

 

貯金を確保し残った額でやりくりをします。

この予算の割り振りがとても重要です。

なかなかすんなりとはいかないでしょうから、その時には各費目を次の4つグループに分けましょう。

 

①生活するのに必須なもの

②必須ではないが自分が大切にしているもの

③できれば欲しいもの

④無くてもそれほど困らないもの

 

全てを①や②のグループに入れることはダメです。

お金は有限ですので、アレもコレもは無理だと理解しましょう。

二兎を追う者は一兎をも得ずですので、自分の本当に大切なものを見極めましょう。

選択と集中ですね。

 

グループ分けができたら、優先順位の高いグループ①から順に予算を割り振っていきます。

予算を割り振る際に、削減できるところにはメスを入れていきます。

 

削減しやすい項目は、住居費、光熱費、保険料、通信費、教育費があります。

 

食費も無駄が多ければ削減が必要ですが、10円安い卵を求めて色々なスーパーを回るような節約は長続きしませんし、時間がもったいないのでやめましょう。

最初に何かを変えるだけで、あとは勝手に節約できるような仕組み作りが理想ですね。

 

グループ③や④まで予算が回らない場合、とりあえず今はそこにはお金を使わないで、余裕が持てるようになってから予算を取りましょう。

 

ステップ4.予算案を実行する

 

予算が決まったら、その予算内で生活できるように実行するのみです。

 

予算外のものが欲しくなった場合、本当に必要かどうかよく考えましょう。

それでも必要だと感じるなら、他の費目の予算を削ってその費用を捻出しましょう。

 

また、住居費、光熱費、保険料、通信費、教育費など予算案で削減を決めたものの見直しもしていきましょう。

 

住居費

 

住宅ローンは、ローン残高1,000万円以上、残り返済期間10年以上、金利差1%以上だと借り換えで負担を減らせる可能性が高いです。

 

安心×確実×手間なしの「住宅ローン借り換えセンター」

 

わたしも2年前に住宅ローンの借り換えを検討しました。

結果から言えば借り換えはしなかったのですが、ある方法で月々の返済額を減らすことができました。

そのある方法については、後日別の記事にしたいと思っています。

 

光熱費

 

光熱費では、特に電気代が見直ししやすいです。

 

電力の全面自由化が2016年と日が浅いので、見直したことのない人も多いかもしれません。

新電力会社だとちゃんとした電気が送られるのか不安に思う方もいるようですが、送られてくる電気も送電線も今と全く同じです。

新電力会社だけ停電なんてこともあり得ませんので安心です。

 

検針票があれば、個人情報の入力不要で、色々な会社のプランを一括で比較が可能です。

我が家では2017年に見直しましたが、昨年もう一度比較してみたらさらに安いプランができていたので乗り換えました。

見直したことのある方も、1~2年に一度はチェックすることがおすすめです。

 

また、一度に多くの電気使わないのであれば、電力会社を変えなくても契約アンペア数の変更で節約できます。

東京電力の場合、契約アンペアを60A→30Aにするだけで、年間の電気代が約1万円安くなります。

 

ガスもプロパンガスだと見直し効果が高いことがあります。

 

 

保険料

 

たぶん一番見直し効果が高いのが保険です。

 

残念ながら多くの人が、必要のない保障のためにお金を捨てています。

20歳になったばかりの大学生に1,000万の死亡保障を掛けている親もいますが、はっきり言って無駄です。

 

大半の人は、受け取るお金よりも払うお金の方が多くなります。

基本的に保険は損をするものだと覚えておきましょう。

 

ではなぜ保険に入るのでしょうか?

 

一家の大黒柱が倒れた時に、家族が路頭に迷うのを避けるためです。

病気になった時に、お金がなくて治療が受けられないような事態に陥らないためです。

火災に遭っても住む場所を失わないためです。

 

以上のような予定外のことが起こった時に、家族や生活を守るために保険が必要です。

逆に予定外のことが起きてもそれに対応できるだけのお金があれば、保険は不要です。

ですので、みんなが入っているからという理由で保険に入るのはやめましょう。

人によって必要な保険種類も保険期間も保障額も異なるからです。

 

日本には年金や公的医療保険があるので、それでは足りない部分のみ民間の保険でカバーしましょう。

 

日本郵政の問題を見ても分かるように、顧客のことを考えずに提案する保険募集人も少なくないのが現状です。

親身になってくれる信頼できる人から加入すべきですが、提案されたものが必要ないと感じたらキッパリと断りましょう。

保険は1度の買い物ではなく保険料を払い続けるので、トータルの出費はかなり大きくなります。

家の次に高い買い物ですので、付き合いでの加入は絶対に避けるべきです。

 

 

通信費

 

通信費も携帯電話やインターネット回線の見直しで大きな削減がしやすい費目です。

 

特にキャリアのスマホは月々の支払いも高くなりがちです。

格安SIMに変えると、長年使っているキャリアのメールが使えなくなることをイヤがる人もいますが、今はキャリアメールもあまり使われなくなってきています。

格安SIMだと負担が半分以下になることもあるので、やる価値は大いにあります。

 

ちなみにわたしは、最近楽天モバイル の「Rakuten UN- LIMIT」を契約しました。「Rakuten UN- LIMIT」だと、とりあえず1年間はプラン料金が無料です。

 

 

インターネット回線も会社によって料金がマチマチです。

 

インターネット回線に何をを求めるかによって判断が異なりますが、通信速度と料金で見ればNURO光(ニューロ) 群を抜いてオススメです。

下り速度最大 2Gbpsというのは圧倒的なスピードです。

 

デメリットといえば、工事が2回必要で時間が掛かることと、エリアが限定されていることです。

現在の提供エリアは、戸建てだと北海道、関東、大阪周辺、名古屋周辺、福岡と佐賀なので、まだまだ狭いですね。

 

でも提供エリアに住んでいて、開通を急いでいないならNURO光(ニューロ) 一択でいいと思っています。

乗り換え時のキャッシュバックも金額が大きく、ありがたい限りです。

 

 

教育費

 

お子さんのいる家庭は教育費が膨らみがちです。

子どもにいい教育を受けさせたいというのは、親として当然のことでしょう。

特に子どもの人数が少ない現代では、1人の子に掛ける教育費はどんどん上がっています。

 

放課後は毎日のように塾や習い事で、スケジュールがびっしりという小学生もいるようです。

しかし、アレもコレも詰め込めばいいわけではありません。

子どもと相談しながら、力を入れていきたいものを見極め、取捨選択をしていきましょう。

 

 

それに「教育=勉強や習い事」ではありません。

子どもたちは、家族や友人と一緒に過ごす中で人間関係を学びます。

家のお手伝いで生活力を高めるのも立派な教育だと思います。

 

個人的には、塾に通い詰めさせて頭でっかちにするより、よい人間関係を築く能力や生活力を高めてほしいと思っています。

 

 

ステップ5.評価する

 

予算に沿った生活を実行した後は、定期的に収入と支出をチェックし評価します。

月1回は全体の収支を簡単にチェックし、年1回は費目ごとにしっかりとチェックしましょう。

 

貯金の目標に届かなかった場合でも、ガッカリしないで大丈夫です。

今回の経験があなたの今後への財産になるからです。

そのためにも、しっかりと評価し原因を見つけ改善してください。

 

貯金の目標を達成した場合でも、評価は忘れないでください。

たまたま会社の業績がよくてボーナスが弾んだだけで出費は予算を大幅に超過していた、なんてこともあるからです。

改善できる点はないか、しっかり評価しましょう。

 

この評価とは、賢く貯金を作るための2つ目のステップである「把握」にも該当します。

ですので、評価の後は、予算→実行→評価(把握)→予算→実行→評価(把握)という具合に回していきます。

PDCAサイクルと同様ですね。

 

 

簡単ではないが必ずできる

 

今まで全く貯金をしたことのない人にとっては難しく思えるかもしれません。

それでもステップを踏んで行けば、誰でも必ずできるようになります。

諦めないで今からやっていきましょう!

 

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