10%ポイント還元よりも10%引きの方がトクな4つの理由
今は何を買うにもポイント、ポイント。
ネットショッピングはもちろん、スーパー、コンビニ、ドラッグストアでも何かしらのポイントが付くことの方が多いです。
ポイントが付くとおトク感がありうれしいですよね。
しかし、1ポイント1円で使えるポイントも実際の価値としては1円未満です。
10%ポイント還元と10%引きは一見同じようでも、10%引きの方が価値があります。
その理由を4つ説明していきます。
1.ポイントは次回以降の買い物にしか使えず、ポイント使用分にはポイントが付かない
例外もありますが、一般的にはポイント使用分にポイントは付与されません。
例えば、10%ポイント還元の10万円の洗濯機を買うと、1万円分のポイントがもらえます。
後日その1万円分のポイントで10%ポイント還元の1万円のドライヤーを買った場合、10%分の1,000ポイントは付与されません。
洗濯機とドライヤーで合計11万円の買い物をして、値引かれたのはもらったポイント1万円なので、実質的な割引率は次のようになります。
1万円÷11万円=0.0909… → 約9.1%
10%ポイント還元と聞くと10%引きと思いがちですが、このポイントは次回以降の買い物でしか使えませんし、ポイント使用分にはポイントが付かないので、実質的な割引率は低くなってしまいます。
2.有効期限
多くのポイントには有効期限が設けられています。
有効期限を1日でも過ぎれば失効してしまい、もう使うことはできません。
短いものだと有効期限が1~2ヶ月というものもあります。
ポイントを無駄にしたくないからと言って、必要のないものを購入しても仕方がありません。
有効期限があるポイントをもらうより、その分を値引いてもらって有効期限のない現金で持っていた方が有利です。
3.信用性
どんな大企業が発行するポイントでも、現金より信用性は劣ります。
発行元の倒産でポイントが無価値になったり、そこまでではなくても改悪によりポイントの価値が下がったりすることは十分に考えられます。
いつどうなるか分からないポイントよりも、現金の方が安心できるのは明らかです。
4.使用できる場所が限られる
国内のお店であれば日本円で買い物できるのが普通ですが、ポイントは導入している店舗のみでしか使うことができません。
どんなにポイントがあっても、それが使えない店ではまったく意味がありません。
使用先が限定されるポイントよりも、どこでも使える現金の方が価値は高いです。
まとめ
以上の4つの理由からポイント還元よりも値引きの方がおトク、つまりはポイントよりも現金の方が価値があると言えます。
ポイントはポイントであり、お金ではありません。
今の時代におトクを考えるなら、ポイントを避けて通ることはできません。
実質の還元率や期限内に使う予定があるどうかを見極めて、うまくポイントと付き合っていきたいですね。