貯金はいくら必要?災害にもコロナにも不況にも負けない貯金額
新型コロナ・ウィルスで多くの人が経済的ダメージを受けている
現在の新型コロナ・ウイルスの影響で、多くの方が身体的にはもちろん、精神的にも経済的にも苦痛を受けています。
会社が倒産し仕事を失った方、外出自粛でお店が営業できずに収入がなくなった方、小さな子どもたちの保育園や学校が休みとなった影響で仕事に出られなくなった方。
収入減少だけでなく、家ごもりで光熱費が上がった、休校中の子どもたちの昼食等で出費がかさんだという支出増加の声も聞きます。
いつ収束するかが不透明な中で、世界中の人々が不安を抱えています。
想定外のことが起きることを想定しておこう
半年前に誰が今の社会情勢を想像できたでしょうか。
ほとんどの人が新型コロナウイルスの存在すら知りませんでした。
全くの想定外です。
しかし、今回の新型コロナウイルスだけでなく、想定外のことは何度も起きます。
ここ30年間だけを見ても、
1990年代・・・バブル崩壊
1991年・・・湾岸戦争
1995年・・・阪神淡路大震災
2003年・・・イラク戦争
2008年・・・リーマン・ショック
2011年・・・東日本大震災
2020年・・・新型コロナウイルス
数々の有事がありました。
上記のものよりも規模の小さいものであれば、地震、台風、豪雨、噴火などの自然災害が毎年のように起こっています。
これらの出来事は、わたしたちが個人で防ぐことはできません。
具体的にどこで何が起きるかをピンポイントで当てることも不可能でしょう。
何かしら想定外のことがいつか起きることを想定しておく必要があります。
なぜ貯金が必要?
貯金が必要なのは、備えるためです。
有事の際に全く貯金がないと、食べることにすら困ることになりかねません。
ある程度の蓄えを持つべきです。
今回の政府の対応を見て、頼りにならないと感じた人がかなりいると思います。
スピード感はありませんし、庶民の必要を全然理解していないことも露呈しました。
リスク対応を国任せにしていては、路頭に迷うことになりそうです。
ですので、経済的にもまずは自分自身で備える必要があります。
前置きが長くなりましたが、今回は有事のためにどれくらい貯金しておくべきかを考えてみました。
*ちなみに今回の考察は、有事の際にも生活に困らないために必要な貯金額です。
教育資金、住宅資金、老後資金等は別途準備が必要です。
生活費の6ヶ月分を貯めよう!
想定外のことが起き収入が途絶えた時のために、いくらの貯金が必要になるでしょうか?
生活費の6ヶ月分を貯金することをオススメします。
1ヶ月分では赤信号です。
あっと言う間に資金は底をつきます。
常にお金の不安が付きまとうことになります。
3ヶ月でも黄信号です。
今回の新型コロナでも3ヶ月での収束は不可能です。
残念ながら政府の支援を受けられるのも3ヶ月以上かかることが予想されます。
6ヶ月分でやっと青信号になります。
とりあえず半年は食べていけるとなれば、当面の心配はなく多少はゆとりを持つことができます。
政府の支援も踏まえた上で、どのように立て直していくのか、しっかり検討することもできます。
仮に職を失ったとしても転職活動期間になります。
下の表は月々の生活費から見た必要貯金額です。
みなさんの貯金額は、青色の6ヶ月分の金額に届いていますか?
貯金が足りていないなら今から始めよう
全然貯金できていなくても、絶望しないでください。
今から少しずつ貯めていきましょう。
いきなり生活費6ヶ月分と考えると、無謀と思えるかもしれません。
しかし、塵も積もれば山となりますし、千里の道も一歩からです。
貯金が全くない人は、まずは1ヶ月分、次に3ヶ月と段階的に目標を作っていきましょう。
生活費の6ヶ月分で本当に足りるの?
今後どのような想定外のことが起きるかは分からないので、残念ながらいくら貯めても100%安心ということはあり得ません。
全てのリスクを排除することはできません。
それでも、準備をしていれば色々な対応が考えられます。
備えあれば憂いなしです。
また、お金があっても買うものがなければ意味がないので、生活必需品はある程度のストックを持っておいた方がいいですね。
特に生命に直結する水や食料は、最低でも3日~1週間分は貯蔵しておきましょう。
smart-management.hatenablog.jp
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