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今はまだgo to キャンペーンでの旅行をオススメできない5つの理由

「Go To キャンペーン」の中でも目玉となる「Go To トラベル」が来週の7/22から始まります。

国会では野党が時期再考を要求し、多くの国民も不安を抱えていますが、政府は予定通り7/22スタートの姿勢を変えていません。

 

「Go To キャンペーン」は、今回のコロナ禍で大打撃を受けた観光業を支援するために、1兆6,794億円もの予算を掛けて行います。

要は、国もたくさん補助するから旅行に行って観光地にお金を落としてね~ってことですね。

 

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ですから、普通に旅行に行くよりもお得なのですが、これを利用して今旅行することはあまりお薦めできません。

 

 

①実質半額になるのは9月以降

 

「Go To トラベル」は国からの補助で実質半額というのが強調されていますが、これは9月以降の旅行に限ります。

 

このキャンペーンでは、国内旅行(宿泊・日帰り旅行)の代金の1/2相当額が支援されますが、その支援のうちの7割は旅行代金の割引、残り3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。

2万円の旅行であれば、7千円が割り引かれ3千円はクーポン付与ということです。

 

ところが、この地域共通クーポンは9月以降開始予定ですので、7月8月の旅行には付与されません。

クーポン自体が旅行中にしか使えないので、後日付与されることもありません。

 

ですので、7月8月に旅行をしたとしても実質半額にはならず、35%オフになってしまいます。

 

 

②申請が必要

 

 「Go To トラベル」の旅行代金の割引は、7/27以降に準備の整った事業者から予約をした場合に適用されます。

準備の整っていない事業者からの予約や7/27以前の予約に関しては、後日還付申請が必要です。

 

申請書、領収書、証明書などが必要になってくるでしょう。

申請手続き自体が手間ですし、申請しようと思ったら「領収書を紛失して還付できない!」なんてこともあり得ます。

 

 

③混雑必至で感染リスクも高まる

 

今春は学校の休校が長く続いたため、夏休みはかなり短くなっています。

我が家の子供たちの夏休みも、8/1~8/19までの19日間のみで例年の半分ほどです。

休みの期間が短いので、子持ち家族の旅行時期は集中します。

 

さらに今年は海外旅行に行く人もほぼ皆無。

 

上記の理由から、お盆を中心に国内観光地が混雑することは容易に想像できます。

 

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そうなるとソーシャルディスタンスどころではなく、三密状態に。

旅行に行ったお土産に新型コロナなんて笑えないですよね。

 

 

④コロナの影響で歓迎されない可能性も

 

 現在の感染者が増えている状況の中、多くの国民が旅行どころではないと考えています。

一部の自治体の首長さんも、このキャンペーンへの懸念を表明しています。 

 

いくら国の後押しがあると言っても、観光客へ鋭い視線を向ける地元民の方もいるでしょうし、中には過激な自粛警察から嫌がらせを受ける可能性も否定できません。

 

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⑤需要過多による値上げ

 

需要が高まれば価格が上がるのは当然のこと。

これはわたしの憶測にすぎませんが、「Go To トラベル」で夏の旅行者が増えることを見越して、旅行代金が大きく値上がりしている可能性もあります。

 

本来1万円の宿泊料金が50%値上げされて1.5万円になっていた場合、35%オフだと9,750円になり、本来の宿泊料金から250円しか安くなっていません。

 

どれくらい値上げされるのかは分かりませんが、場合によってはキャンペーンの恩恵を受けても本来の料金より高くなることも考えられます。

 

 

以上の5点が、今はまだgo to キャンペーンでの旅行をオススメできない理由です。

 

 

お得に飛びつかず冷静に考えて計画しよう

 

焦って予約した結果、手続きが面倒だったり、混んでいて楽しめなかったり、嫌な思いをしたり、本来の旅行代金よりも高かったりしては、わざわざgo to キャンペーンを利用して旅行に行った意味がありません。

お得だと聞くと飛びつきたくなる気持ちもありますが、ここは冷静に判断していきましょう。

 

せっかくの旅行ですからお得だけでなく、ちゃんと楽しめるように考えて計画していきたいですね。

 

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