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社会保険料を減らす方法

汗水たらして働いたのに、お給料からガンガン差し引かれる社会保険料

わたしは毎月の額面の約15%くらい、社会保険料で天引きされています。

 

なんでこんなに高いんだ!と、みなさん感じたことがあることでしょう。

 

この社会保険料を減らす方法はいくつかありますが、わりと簡単にできる方法を2つ紹介します。

 

 

社会保険料の算出方法

 

社会保険料を減らす方法の前に、まずは社会保険料の算出方法を簡単に説明します。

社会保険には主に大企業が運営している組合健保もありますが、その組合ごとに内容が異なるので今回の説明は協会けんぽ全国健康保険協会)で行います。

 

下の画像は、協会けんぽの東京都での社会保険(健康保険・厚生年金)の保険料額表です。

 

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 参照:協会けんぽ

 

社会保険料は標準報酬月額で決定し、その標準報酬月額は4月~6月の給料(基本給+各種手当)の平均額で決まります。

 

例えば給料が4月24万円、5月23万円、6月28万円だった場合、平均額は25万円になります。この平均額25万円を上の表の報酬月額に当てはめると、25万円以上27万円未満のところになるので、標準報酬月額は26万円になります。

 

給料に大きな変動などがなければ、この標準報酬月額が10月~翌年9月まで適用されます。

 

標準報酬月額26万円の人が20代であれば介護保険第2号被保険者に該当しないので、健康保険料が25,584円、厚生年金保険料が47,580円、合計73,164円だと分かります。

ですが、労使折半で保険料の半分は会社が負担してくれるため、実際の個人負担額は36,582円です。

 

 

方法①4月~6月の残業を減らす

 

先ほど書いたように、標準報酬月額は4月~6月の給料(基本給+各種手当)が元になります。

この期間の残業を減らすことで残業代が減り、それに伴って標準報酬月額を下げられれば社会保険料も減らすことができます。

 

 

方法②職場の近くに住む

 

通勤手当は非課税ですが、実は標準報酬月額を算定する給料には含まれます。

ですので、会社までの距離が遠くて通勤手当が多い人は、標準報酬月額も上がってしまうことがあります。

その場合、会社の近くに住んで通勤手当を減らすことで、標準報酬月額を下げられれば天引きされる社会保険料も減ることになります。

 

もっとも会社が都心にある場合は、社会保険料の削減額以上に家賃が上がってしまうでしょうが。

 

 

社会保険料削減はメリットだけではない

 

社会保険料が減ると手取りが増えるのでメリットのように感じますが、一概にそうとも言い切れません。

 

払う社会保険料が減れば、将来もらう厚生年金も減ることになります。

病気やケガで傷病手当金の対象になった場合も、支給額が減ります。

 

社会保険料の削減を考えるなら、メリットとデメリットをよく把握した上で判断しましょう。